腰 ヘルニア 痺れの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
30代女性
数年前から冷えがあり、頭痛、肩こりから腰のヘルニアになりました。治療に行きましたが、なかなか時間も取れなく困っていました。
今年の冬は寒さも厳しく 体温低下やストレスから背中が苦しく、腰痛から下半身が痺れる痛みがあり、入浴すると全身がとても楽になります。NHKのあさイチの番組を見て、悪くならないようにと漢方相談。
震災後に低体温や貧血、血行不良から体調を崩す女性が増えています。さらにストレスが加わり、背中が苦しいなど体の気血流れの悪化が痛みの原因を誘発している様です。
中医学(中国医学)では筋肉、関節の痛みの症状を「痺症」と言い、「痺」には詰まる、通じないと言う意味があり、神経痛や関節痛の症状は身体を巡る「気血」の流れが、詰まって通じなくなる事で起きると考えます。
体質、タイプ的には、胃腸が弱く軟便で栄養の吸収が弱い脾気虚のタイプで、貧血、冷え、血行不良があり、胃腸を温め、働きを高め、下痢を改善し、不足した気血を補う、2つの漢方薬をお勧めしました。
痛みの養生は、体内の気血の流れをスムーズにする事で、身体の冷えを改善し、血流をよくし、体力をつける基本的な本治(根本療法)の漢方薬を提案しました。
ヘルニアには気仙沼で水揚げされる、さめの軟骨を主成分とした薬をお勧めし、1ヵ月後、背中の苦しさも取れ、冷え、頭痛、肩こり、腰から下の痺れも改善したと話されました。
病後の養生として身体の外の環境、内の環境が大切です。
特にヘルニアは 冷えや血行不良などの養生が大切で、
中医学の「未病先防」の考えで病気を予防する考えが重要です。
食養生として、
身体の気血を補い、腎、肝を補う食材を勧めました
黒豆、松の実、胡桃、胡麻、豚足、フカヒレ、鶏がら、手羽など。
TEL:0226-27-2108
住所:宮城県気仙沼市長磯船原33-1